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小貫将太の個人ブログ

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フィリピンに約100万店もある謎の小売店「サリサリストア」その実態を探ってみた!

サリサリストアの写真

 

普段ちょっとした買い物をしたい時に利用するのって、やっぱり近くにあるコンビニエンスストアですよね。フィリピンにも日本のコンビニがいくつか進出しているのですが、同時にフィリピンには独特の小売店も存在しています。 それが「サリサリストア」です。 サリサリストアはフィリピンに約100万店もあります。町中には必ずと言っていいほどあり、フィリピンを訪れたら目にする機会が多いでしょう。今回は、フィリピン人がちょっとした買い物をするときに利用する「サリサリストア」の実態を探ってみました。

サリサリストアとは?

サリサリストア(sari-sari store)は日本でいうコンビニのようなお店で、ジュースやお菓子、タバコから洗剤まで様々な商品を販売しています。sari-sariとはフィリピンの国語であるタガログ語で”多様な”という意味であり、多様な商品を販売しているお店のことをサリサリストアと呼びます。 つまりサリサリストアとは店名ではなく、あくまで業態名であるためチェーン店ではありません。 このサリサリストアは、驚くべきことにフィリピン全土に約100万店も存在しています。日本のコンビニの店舗数が約5万4000店(2016年12月時点)であるということを考えると、サリサリストアがどれだけ多く存在しているのか想像できるでしょう。 実際のサリサリストアはこんな感じです。

サリサリストアの写真

ここは僕が初めて訪れたサリサリストアで、お世辞にも綺麗とは言えないですね。

サリサリストアの鉄格子

このサリサリストアには鉄格子があり、近寄ってみるとこのように鉄格子が三重につけられていました。 その一方で鉄格子がないサリサリストアもありました。どう考えても鉄格子があるとコミュニケーションがとりづらいですし、外観もよくないです。日本だと考えられないですよね。 僕はなぜ鉄格子があるサリサリストアとないサリサリストアがあるのか気になりました。 これについてフィリピン人の友達に尋ねてみたところ、その理由が判明しました。 フィリピンは日本とは違って、治安が悪い(スリや強盗など)地域があります。治安が悪い地域にあるサリサリストアは、防犯のために鉄格子をつける傾向があるそうです。 ということは僕が初めて訪れたサリサリストアがある地域は、治安があまり良くない地域ということですね。サリサリストアに鉄格子があるかないかで、ある程度周辺の治安状況の検討がつくかもしれません。

サリサリストアの写真

5店舗ほどサリサリストアを回ってみると、写真のように綺麗なサリサリストアもありました。

サリサリストアにはどんな商品が売ってるの?

サリサリストアは日本のコンビニのようなお店とよく言われますが、どのような商品が売られているのでしょうか。 サリサリストアの店主に許可を頂き、店舗の中へ入らせていただきました。

サリサリストアの店内

初めて見る商品ばかりだったのですが、販売している企業を見てみると味の素や日清などの日本企業や、ネスレなどの多国籍企業の商品が多くありました。 写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、サリサリストアの商品にはある共通点があります。それは商品が小分けで販売されていることです。

サリサリストアの商品

スーパーでは5パック入り1セットで売られている商品が、サリサリストアでは1パック単位の小分けから購入できます。

小分け販売にニーズがある

小分けの商品を購入するよりも、まとめ買いをした方がお得であることは間違いありません。それなのになぜサリサリストアの商品は小分けで販売されているのでしょうか。 それにはまだまだ発展途上であるフィリピンだからこその理由があります。 フィリピンは国民の90%が低所得者層であると言われており、日給や週給で生計を立てている家庭が多く、日本のようにまとめ買いをすればお得という考え方がそもそも存在しません。 小分けで商品が販売されているサリサリストアでは、少ない手持ちのお金でも商品を購入することができます。そのためサリサリストアはフィリピン人の生活にとって必要不可欠な存在なのです。

大手メーカーと直接取引!?商品を仕入れる手法にも注目

店主に商品を仕入れる手法を尋ねたところ、サリサリストアには大きく分けて2つの手法で商品を仕入れていることを知りました。 1つは卸売業者がサリサリストアに商品を卸す手法です。味の素などの大手メーカーの社員が直接商品を卸しているサリサリストアや、ネスレなどの大手メーカーから委託された販売代理店が商品を卸しているサリサリストアがありました。 こんなに小さなサリサリストアが大手メーカーと直接取引していることに僕は驚きました。それだけフィリピン人が頻繁にサリサリストアを利用しているのだと思います。

サリサリストアの商品

もう1つはサリサリストアの店主が、公共市場やスーパーマーケットで直接調達する手法です。この手法は日本のコンビニにはないですね。公共市場やスーパーマーケットで購入した商品を小分けにして販売しています。

サリサリストアは利用者のニーズに応えている

サリサリストアはフィリピン全土に約100万店も存在しており、現在も増加傾向にあるようです。その理由は利用者がサリサリストアを利用するメリットがあるからです。 サリサリストアを利用するメリットは以下の3つです。

1. 小分けで購入できる

やはり一番のメリットは小分けで商品を購入できることだと思います。多くのフィリピン人はまとめ買いをする余裕がないため、小分けで商品を購入できるサリサリストアには大きなニーズがあります。

2. アクセスがいい

それにサリサリストアはアクセスの面でも優れています。サリサリストアは約100万店も存在しているため町中の至るところにあり、コンビニが2店横に立ち並ぶ光景はあまり見ないと思いますが、サリサリストアが2店、3店もしくはそれ以上立ち並ぶのは当たり前の光景です。

3. ツケ払いができる

そしてなんとサリサリストアではツケ払いができるのです!サリサリストアの店主とお客さんは顔見知りであることが多いため、明確な基準はわかりませんが(たぶんない)ツケ払いができるのです。これはウータン(utang)と呼ばれており、タガログ語で”債務”を意味しています。 日本人からすると、コンビニでツケ払いをすることは考えられないですよね。しかも署名なども必要なく、完全に口約束となっています。これも信頼関係が築けているからこそだと思います。 このようなメリットがあるため、サリサリストアはフィリピン人から大きなニーズがあるのです。

まとめ

サリサリストアの店主とお客さんは顔見知りであることが多く、住民同士のコミュニケーションがあるローカルなコミュニティとして機能していることがわかりました。 僕もフィリピンに滞在している時に、コーヒーが飲みたくなり、かつサリサリストアで買い物をしてみたいという好奇心からネスレ社のネスカフェを購入しました。またフィリピン人の友達(高所得者層)も休み時間に食べるお菓子を購入したりと、サリサリストアはフィリピン人皆がちょっとした買い物をするお店であると言えます。 まさにイメージは日本でいうコンビニであり、低所得者層だけが利用するお店ではなく、所得階層に関係なく全てのフィリピン人に親しまれ日常的に利用されていました。 皆さんもフィリピンに行った際には洗濯1回分の洗剤などのように、小分けで商品が欲しくなったらサリサリストアを利用してみてはいかがでしょうか。

 

※本記事は留学コラムに寄稿したコラムを転載しています。

ムハマド・ユヌス博士の講演から考えるビジネスの本質

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Photo by : BRICS Business Magazine

今日はムハマド・ユヌス博士が日本ホスピタリティ財団主催のユニバーサルホスピタリティアワードで講演をするというので参加してきました。

ムハマド・ユヌス博士は、1983年に無担保小口融資(マイクロファイナンス)を行うグラミン銀行を創設し、2006年にグラミン銀行とともにノーベル平和賞を受賞された方です。

マイクロファイナンスやユヌス博士については知っていたので、彼が日本で講演をすると知ってすぐに申し込みました。

講演はユヌス博士が40分ほど基調講演を行い、その後パネリストの方々がユヌス博士に質問をするという流れです。

1時間という短時間の講演であるにもかかわらず、ユヌス博士が考えるソーシャルビジネスの話や実際にグラミン銀行で融資をしたバングラデシュの女性の話など、非常に内容の濃い講演でした。

その中でも特に僕の心に響いた2つの話を紹介したいと思います。

経済とは酸素である

ユヌス博士は講演が始まって間もなく、「経済とは酸素である」と言いました。酸素がないと苦しくなる、つまり経済がないと生活できないということです。

ユヌス博士は「酸素がないと生活できないのに、私たちは貧しい人に酸素を供給できていないことに気づいておらずそれを彼らのせいにしている。」と言いました。

貧困は私たちのシステムが作り上げたもの

ユヌス博士が言いたかったことは、貧しい人に問題があると思われがちだけれども、貧しい人に問題があるのではなく環境やシステムに問題があるということです。

その一つの解決策としてソーシャルビジネスを推奨しています。

ソーシャルビジネスとは社会課題の解決に向けてビジネスの手法を用いて取り組む事業のことです。

ソーシャルビジネスの力を借りれば既存のシステムや環境を変えることができると言います。

実際にユヌス博士はマイクロファイナンスという手法を用いてそれを実現してきました。銀行は通常、返済の可能性が高い富裕層にしか融資をしてきませんでしたが、ユヌス博士は貧困層に融資をするという革新的な手法で既存のシステムを変えてきたのです。

世の中には2種類のビジネスがあり、1つは利益主義のビジネスであり、もう1つは社会課題を解決するビジネスです。このどちらか一方に注力する必要はなく、両方を追求することは可能であり、それこそがソーシャルビジネスだとユヌス博士は言いました。

ソーシャルビジネスはビジネスの基本

ユヌス博士が退席された後に、パネリストとして出席されていた株式会社あなたの幸せが私の幸せの代表取締役社長を務める栗原志功氏が口を開きました。

「ソーシャルビジネスという言葉が嫌い」

僕も最初はこの人何言ってるんだと思ってしまいましたが、話を聞くと納得してしまいました。

栗原社長は「ビジネスの基本はソーシャルビジネスなんです。誰かのために、社会のために事業を行うことで見返りをもらうのがビジネスの本質です。ソーシャルビジネスという言葉が使われる背景には、利益主義でビジネスを行う企業の存在があるんです。」と言いました。

確かになー、社会のためにならないビジネスはいずれ淘汰されていきますしね。

そういえば最近株式会社スタートトゥディの代表取締役社長を務める前澤友作氏もTwitterでこのようなことを言っていました。

そう考えるとすべての企業は真の意味でのビジネスを追求していく必要があり、そうでなければいずれ淘汰されてしまうでしょう。

グラミン銀行を設立した背景

ユヌス博士の講演が終了し、パネリストからユヌス博士に「なぜグラミン銀行を始めたのですか?」という質問が飛びました。

ユヌス博士は当初銀行に対してバングラデシュのお金のない住民に融資をするよう直訴したらしいのですが、銀行は「貧乏人には銀行の融資を受ける資格はない。」と言い取り合ってくれませんでした。

そこでユヌス博士はポケット・マネーを住民に貸し与えました。すると住民は大喜びし、ユヌス博士はそれにすっかり心を打たれ「こんなことでみんなに喜んでもらえるなら、どんどんした方がいいのではないか」と思い、融資を始めたそうです。その後規模がだんだんと大きくなりグラミン銀行を設立しました。

銀行について知らないことがメリットだった 

グラミン銀行は貧しい人に融資をするという今まで考えられなかった革新的な銀行です。ユヌス博士はこれに対し「銀行について知らないことがメリットだった」と言います。もし銀行について詳しく知っていたら、この革新的なアイデアは不可能だと諦めてしまっていたかもしれないと言っていました。

詳しくないがゆえに様々な障害や枠組みを気にせず、革新的なアイデアを実現することができたのでしょう。

 まとめ

ソーシャルビジネスは社会課題を解決しつつ利益も獲得するビジネスです。

日本でもソーシャルビジネスが増えつつありますが、その多くが利益を創出できておらずボランティアになっていることがあります。ボランティアや寄付は出発点としてはいいですが、持続可能性に乏しいので限界があります。

とはいえ、ソーシャルビジネスという概念が普及してきているということは社会にとって良いことなので、今後はその質が問われてくるでしょう。

2016年を振り返る

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2016年は人生で最も充実した一年にできたと思っています。

 

それでは、まず僕の2016年の出来事を順番に振り返っていきましょう。

・第一志望の大学に落ちました

はい、そうです。僕の2016年最初の出来事は第一志望の大学に落ちる、です。

既に2つの私大には合格していたのですが、家から近いことや学費面から地元の国立大学を受験し、そして落ちました。

僕は高校の時に受験勉強をしていないのですが、今回の編入試験の受験に際しては、孫正義さんの学生時代の記事に影響されて、寝ている時間以外のすべての時間を受験勉強に費やしたのですがダメでした。うん、僕の2016年がこうして幕を開けました。

・今の大学に編入しました

東京と京都の私大経済学部に合格していたのですが、

1. わざわざ就活で東京まで来るのがめんどい

2. 京都が本当に好きだったので住むことはせずに特別な場所にしておきたかった

という感動もせず、どうでもいい2つの理由から東京の私大に編入しました。

・ゼミに入りました

もともと大学で本気で勉強がしたくなって、前の大学を退学して今の大学に編入したのでゼミに入りたいと思っていました。

なんとなくゼミ紹介の冊子を見ていた僕の目にあるキーワードが目に入りました。

.../BOPビジネス/........../.....

うお!BOPビジネスめっちゃ興味あるぞ!もうこのゼミに決めた!

はい、もう完全に勢いで入りました。

という成り行きで入ゼミしたわけですが、BOPビジネスはあくまでこのゼミが研究している分野の中の一部であって、メインテーマは「国際協力/開発経済学です。

実際のところ僕は国際協力なんて全く興味がなかったのですが、勉強してみるとすごく面白くて結局一年間はほぼゼミのことを考えて過ごしていました。

 ・初めて開発途上国に行きました

僕が入ったゼミは、夏休みに開発途上国2週間滞在し、現地調査を行い、それについて英語で論文を執筆することをメインプロジェクトとしていました。

僕の代はフィリピン・マニラに行きました!

文化の違いだったり、思っていた以上に英語が話せなかったり、滞在して一週間でお腹壊したり、と色々ありました。これについても今後詳しく書いていきたいです。

 ・八王子が田舎すぎて引っ越しました

今の大学に編入してから大学付近に住んでいたわけですが、あまりに田舎すぎて耐えられず、ついに引っ越しました。

引っ越し先は結構都会の方で、かつ駅から徒歩1分という好立地です。

実際、どこに住むかってすごく重要だと思います。

大前研一氏も「自分を変える3つの方法」の1つに住む場所を変えることをあげています。

僕は、今の自分が一番長く時間を過ごす場所の近くに住むべきだと考えています。

僕の大学は八王子の山奥にあります。大学で多くの時間を過ごしていた三年生の時は良かったのですが、四年生になると大学に行く回数が減りますし都心で過ごす時間が増えてきます。つまり、今後は相当なミスマッチが生じてくるなと感じました。こんな理由から引っ越しを行ったのです。

 

これ以外にも色々ありましたが、これらは非常に印象深かった出来事です。

 2017年に向けて

僕は2017年を迎える上で、ビジョンを設定しました。 

「挑戦数を圧倒的に増やす」

このビジョンを設定したのには理由があります。

23年前くらいまでの僕は、失敗したときのリスクを恐れて挑戦をしないことがあったんです。

でもこれって非常に非合理的なんです。最近は僕もちょっとずつ挑戦できるようになってきて、それで色々わかってきました。

 

では、非合理的とはどういうことかを考えていきたいと思います。

皆さんの周りで運のいい人っていますよね。彼らはよく成功しているように見えます。

皆さんは、彼らがなぜ成功するのか考えたことはありますか?

それには明確な理由があったんです。

以下の記事は、「運がいい人っているの?」という質問に、行動経済学者が真面目に回答したもので、非常に面白いです。

行動経済学は「運がいい人っているの?」という問いにこう答えた──話題の翻訳書、訳者が語る! 第3回『アリエリー教授の人生相談室』 | クーリエ・ジャポン

「運がいい人って本当にいる?」というエイミーさんの質問。
これに対して教授は、「運のいい人とは、人よりたくさんのことをしょっちゅう試している人だ」と返している。試す回数が多いからこそ、成功することも多いのだ、と。たとえばバスケットボールで、100%確実なときにだけシュートする選手と、成功率は50%だがシュートする回数が格段に多い選手がいたとする。この2人を比べたとき、全体としてのゴール数が多いのは、後者だ。続けて教授は、人生はバスケットボールとは違って、シュートが入るか外すかの二択ではなく、何かの選択や決定に至るまでに、多くのステップがあるものだと指摘する。だから小さな実験を繰り返し、有望でない道を切り捨て、細かく軌道修正していけば、必ずうまくいくのだと。

バスケットボールのシュートの話は非常にわかりやすいですよね(この記事を見て行動経済学に興味を持った方は「行動経済学入門」をお勧めします。この本を見ると、自分が日常生活でどれだけ非合理的な判断をしているのかを思い知らされます)。

要するに、人より成功する人は、人より失敗しているし、人より失敗している人は、人より挑戦しているということです。

これってすごく当たり前なことなんですけど、意外と気づいてないことだと思うんですよね。

100%の確率で成功する挑戦など存在しないので、成功するためには何度も挑戦して、何度も失敗して、その都度経験値を貯めて、次に成功する確率を高めていく。この作業こそが成功への近道でしょう。

2017年の僕は、「挑戦数を圧倒的に増やす」をビジョンに掲げ、1年間頑張っていきたいと思います。

 

 

イノベーションを起こしたいならユニセフに学ぼう

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イノベーションとは何なのか」

僕はこの問いに対する明確な答えを持っていませんでした。

最近とある理由でユニセフの活動に触れる機会があり、ユニセフに興味はなかったのですが、関わってみると想像以上に面白かったのです。

そして僕はユニセフに関わったことで先ほどの問いイノベーションとは何なのか」に自分なりの答えを見出しました。

本記事ではユニセフに関わったことでわかったイノベーションの正体について、話していきたいと思います。

ユニセフってなんだ

皆さんはユニセフをご存知ですか? 

おそらく、名前だけは聞いたことがあるかと思います。

ユニセフ(国連児童基金)は、世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国連機関です。世界150以上の国と地域で、保健、栄養、水・衛生、教育などの活動を実施しています。

(参照: 日本ユニセフ協会http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_unicef.html)

具体的には、子供たちを感染症から守るために予防接種事業を行ったり、栄養不良の子どもたちへ、今すぐ口にできる栄養価の高い治療食を提供する栄養支援活動など、様々な活動を行っています。

 ユニセフが投資!?イノベーションの創出支援

このような活動をしている一方で、興味深い活動も行っています。

ユニセフ・イノベーション・ファンド、初の投資プロジェクトを発表-途上国の5社のスタートアップに決定|日本ユニセフ協会|プレスリリース

ユニセフなんかこれっぽっちも興味がなかった僕もこれには湧きました。

え、ファンド?投資?あのユニセフがスタートアップに投資するの??これ知った瞬間に、ユニセフのイメージがガラリと変わりました。いやー、攻めてるなーと。

ユニセフ子供たちの生活をより良くするイノベーションを開発するスタートアップに投資をするようです。

ユニセフイノベーション部門部長のシンシア・マカフレイは、「ユニセフイノベーション・ファンドは、シリコンバレーベンチャー・ファンドの手法とユニセフの活動国のニーズを組み合わせた、国連の中でも新しいビジネスの形です」と述べています。

はっきりとビジネスと言い切ってるのがすごいし、イノベーション部門というネーミングが攻めてる。やっぱり持続可能な開発にはビジネスの力が必要不可欠だということを象徴しているんじゃないですかね。

僕はこれすごく面白いし、いい流れだなと思っています。

ユニセフ日本ユニセフ協会は違う

そんなユニセフとは別に、日本には「日本ユニセフ協会」という組織があります。

世界34の先進国と地域に「ユニセフ国内委員会」というものが存在し、「日本ユニセフ協会」は日本におけるユニセフ国内委員会です。

あまり知られていませんが、この日本ユニセフ協会国連機関ではありません。

日本ユニセフ協会の活動はこんな感じです。

ユニセフを支える募金活動、ユニセフの活動や世界の子どもたちについての広報活動、子どもの権利の実現を目指して政策提言を行うアドボカシー活動に取り組んでいます。

(参照: 日本ユニセフ協会http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_and.html)

日本でユニセフ募金を行ったり、あとは駅前なんかで行なわれている募金活動をサポートしているのはこの日本ユニセフ協会ですね。

日本ユニセフ協会だってイノベーションを起こしてる

実は、日本ユニセフ協会も面白い活動を行っています。

それは、水を操作し日本からマダガスカルを目指す「TAP WATER ADVENTURE」というミニゲームです。

 

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(写真: 日本ユニセフ協会 TAP PROJECT JAPAN HPよりhttps://www.tapproject.jp/tap-water-adventure/)

このゲームは、TAP PROJECT2016年度特別企画として提供されていたものです。

TAP PROJECTは世界中の子どもたちが「清潔で安全な水」を使えるよう、ユニセフの活動を支援するプロジェクトです。

このゲームでは、無事にマダガスカルまで水を届けると、実際にマダガスカルユニセフが行う子供たちのための水と衛生事業へ100円の寄付になるそうです(現在は開催期間が終了したため、寄付にはなりませんがゲーム自体はプレイ可能です)

これは面白い!!と思い、とりあえずやってみました。

 

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スマートフォンを傾けて水を操作し、世界遺産とかなんかをいろいろ通過していきます。

 

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え、あの、日本ユニセフ協会さん。

悪気はありませんが、、、 

つまんないです!ごめんさない!!

でも大切なのは、このゲームのクオリティじゃなくて、マダガスカルへ水を届けて100円を寄付し、ユニセフの活動を支援することですもんね!!!

さすが日本ユニセフ協会さん!物事の本質は捉えてますね!

文句言ってすいませんでした!!

(あくまで個人的見解ですので、皆さんもプレイしてみてください。)

ゲーム自体はすごくつまんないですがユニセフのような組織がこのような取り組みをするってイノベーションですよね。

とまあこれは日本ユニセフ協会の活動の一部であり、これ以外にも様々な活動を行っています。今後も注目していきたいです。

 日本ユニセフ協会を訪問してみた

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実は先日その日本ユニセフ協会に行ってきました。

若者のユニセフサポーターを増やすという目的に向けてのワークショップに参加してきました。

ユニセフの活動について一般の方々に興味を持っていただくためにはどうしたら良いのかや大学との連携の可能性などについてディスカッションをしてきました。

ユニセフイノベーションを起こしていたので、僕も負けじとイノベーションを提案してきました。

それはユニセフと大学が連携するプロジェクト、その名もunicef weekです。

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これは、一週間、大学をunicefの活動で染めてしまおうというプロジェクトです。

このunicef weeek3つのプロジェクトを設定しました。

1. 学食でunicef関連のメニューを提供

unicefが活動を行う開発途上国の料理を学食で提供し、かつメニュー表にunicefがその国で行うプロジェクトの概要を掲示し、unicefの活動を知ってもらおうというものです。加えて、その学食の売り上げの一部をその国に寄付します。

2. 生協でunicef関連グッズ販売

大学生協unicef関連のグッズを販売し、その売り上げの一部を寄付します。

3. 1100円募金プロジェクト

→これがunicef weekのメインプロジェクトです。まず、開発途上国200万円で実現できる支援活動を決めます。僕の大学には、約2万人ほどの学生がいるので、unicef week期間中に1100円の募金を促し、総額で200万円を集め、その支援活動を実現しよう、といういわゆる募金チャレンジです。

ユニセフの募金活動って、良くも悪くも、当たり前になりつつあると思うんです。世界のどこかには必ず支援を必要としている人がいるので、無限に募金が必要なわけですよ。つまり、目標とする募金額を決めることはしないんです。

最近世界中で話題になっているサービスに、クラウドファンディングがあります。これは、「僕はこの活動をしたい!だからこの目標額のお金が必要なんです!」という人に対してインターネット上で寄付を行うサービスです。

このクラウドファンディングが話題となっている理由は、具体的な活動内容と目標額が決められていることだと僕は思います。

自分が寄付したお金が、実際にどのような活動に使われているのかを支援者は詳細に知ることができ、かつ実行者から何らかのお返しもいただけるので、他者に貢献できているという実感を強く持つことができます。

僕はこのクラウドファンディングの仕組みをユニセフ募金にも取り入れてみたいと考えました。そもそも現代は、UberAirbnbによって既存の業界が変化を迫られているように、様々な社会のシステムが短期間で変化していく時代です。

そんな時代の中、募金活動も変化していく必要があると僕は思っています。

まとめ

ユニセフイノベーション・ファンドの設立や募金を促すゲーム作りなど、ユニセフイノベーションを起こしていることがわかりました。

結局のところ、イノベーションとは何なのか。

ユニセフイノベーション部門部長のシンシア・マカフレイは、「ユニセフイノベーション・ファンドは、シリコンバレーベンチャー・ファンドの手法とユニセフの活動国のニーズを組み合わせた、国連の中でも新しいビジネスの形です」と言いました。

僕はシンシア・マカフレイが言う「シリコンバレーベンチャー・ファンドの手法とユニセフの活動国のニーズを組み合わせた」という言葉に震えました。

この言葉は「イノベーションとは何もないところから全く新しいものが生まれることではない」ということを意味しているのではないでしょうか。

広告業界の偉人であるジェームス・W・ヤングは「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」と言いました。

では彼らの言葉を借り、「イノベーションとは何なのか」という問いに僕なりの答えを出しましょう。

 

イノベーションとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」